艶麗なる姉妹

1327話

「ただ、針を刺す時は少し痛いよ。マー姐さん、効果を出すには、鍼灸しかないんだ。これは『重症には猛薬』ってやつさ！」

「この小坊主、今回だけは信じてやるけど、効果がなかったら、お前の皮を剥いでやるからね！」

私の口元が少しピクリと動いた。「必ず効果はありますよ」

「小坊主、お前、前に人に針を打ったことあるのか？」

「正直に言うと、ないんです」

「お、お前は私をモルモット扱いしているのか？」マー姐さんの表情に怒りの色が浮かんだ。

「マー姐さん、実は機会がなかったんですよ。田舎にいた頃は師匠がいたから私の出番はなくて、都会に来てからもまだ日が浅くて、使う機会がなかったんです。でも安心して...