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1306話

「金水、来たわよ!」しばらくして、秦姉さんの声が聞こえた。私は奥の部屋から出てきて、おしゃれに着飾った秦姉さんの姿を見た。

「秦姉さん、こんにちは!」

「この部屋、なかなかいいじゃない!」秦姉さんは部屋を見回しながら言った。

「何より防音効果が抜群なんですよ!」私はニヤリと笑った。

隣にいた小芳は意味が分からないといった様子で私を一瞥した。

秦姉さんの顔がわずかに赤くなった。「この子は誰?」

「小芳といって、私の助手です。お客様の足を洗うのを専門に担当しています。小芳、秦姉さんの足湯を用意してあげて」

「はい、金水兄さん」小芳は言うと出ていった。

私はすぐに言った。「秦姉さん、ここでは...