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1291話

私と梅子が会所に着いたのは、二時まであと数分というところだった。

会所の入り口には赤い絨毯が敷かれ、両側には二十個ほどの大きな花かごが並べられ、地面には爆竹の破片が散らばっていた。

大勢の人が外に立って見物していた。

そして、青青が袖なしのチャイナドレスを身にまとい、大門の内側で受付嬢を務めているのが目に入った。

昨晩の食事の時、義姉さんは受付係をもう一人雇う予定だが、まだ見つかっていないから、とりあえず青青にやらせると言っていた。

青青はこの技術者たちの中で一番美しく、体にぴったりとしたチャイナドレスを着ると、その体のラインがくっきりと現れ、前も後ろも豊かで、確かに目を引いた。

「金水、梅子...