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1227話

「あの子、制服を着てて、丸い顔で、さっき車内にいた女子高生じゃない!」電話を終えた彼女は、その場に立ったままだった。

私は彼女に認識されるのが怖くて、遠回りして通り過ぎ、そのまま団地の中へ入っていった。

この団地はオープン式で、正門も塀もなく、いくつもの棟が建ち並んでいる。

ちょうど建物の下まで来たとき、通路から一人の女の子が走り出てきた。林暁娟だ。

もちろん声をかけるわけにはいかず、そのまま前へ進んだ。

林暁娟は私をちらりと見たが、無視して自分の道を急いだ。

部屋は一階にあり、自分で鍵を開けて入った。

中に入るとすぐに寝室へ行き、新しい下着に履き替えた。義姉が洗濯してくれるので、バレる...