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1218話

「なるほど、寝室についてるんだ、トイレ。便利だね」

部屋に入ると、確かにトイレがあった。大きな浴槽まで備え付けられている。本当に贅沢な造りだ。出てくると、音楽が聞こえてきた。

心が落ち着くような穏やかな曲調だ。

秦姉さんがアイマスクを投げてよこした。

「まずは全身マッサージ、それから重点的にほぐすわよ!」まるで女王様のように命令してくる。

確かに、彼女には強烈なオーラがある。死体すら解剖できる人間だ、そのオーラが強くないわけがない。素直にアイマスクを装着した。

そして「ごそごそ」という音が聞こえた。恐らく彼女はパジャマを脱いだのだろう。

途端に、言葉では言い表せない光景が脳裏に浮かんだ。

Gカ...