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1206話

「なるほど、そういうことか。そうそう、今話そうと思っていたんだけど、どんなマッサージでも、お客さんには事前に足を洗っておくものなんだよ。でも、君は不便だから、手伝いの人を一人つけようと思ってるんだ。そうすれば、君の価値も高く見えるしね。実際、中医マッサージの料金も高めに設定するつもりなんだ。お客さんの中には、高ければ高いほど価値があると思う人たちがいるからね。そういう心理をつかんで、君を店の看板技術者に育てていくんだ!」

「それはいいですね!」私はさらに嬉しくなった。助手まで付けてくれるなんて!

「金水、私が考えていたのはね、君に関しては二つの料金設定をしようと。一つは普通の全身マッサージ...