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114話

しかも徐嬌が自分の股間であんな淫らな姿を見せていたことを思うと、張遠の胸中には何とも爽快な気持ちが広がっていた。

「この女、これからたっぷり気持ちよくしてやるからな」張遠は淡く微笑み、目には興味深げな表情を浮かべた。

そのとき、徐嬌はすでに病院の正門を出ていた。彼女は道中ずっと奇妙な感覚に襲われていた。なぜなら、道行く人々が皆自分を見ているような気がしたからだ。

それが徐嬌の心に更なる不安をもたらした。もしかしてこの人たちは、自分が先ほど張遠と診察室でしたことを知っているのだろうか?

しかし冷静に考えれば、それはあり得ないことだった。結局、彼女は張遠とあんな密室でのことをしたのだから、誰かに...