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1137話

「まあ、確かに俺が彼と喧嘩しても勝てないだろうな」

彼らは少し話をして、梅子が振り向いて俺の方を指さした。そいつが俺の方を見て、それから梅子の手を引いてショッピングモールの方へ歩いていった。

くそっ、まるで俺が存在しないみたいじゃないか!もしお前が知ったら、俺が梅子の胸を触って、全身を見たってことを、そんな平然としていられないだろうな?昨夜、梅子にキスしなかったことを少し後悔しているよ。次はチャンスを逃さないぞ!ふん、今夜はしっかりとツボを教えてやる、触って反応させてやるんだ!もうどうでもいい、白杖を折りたたんで背中に差し、店員の驚いた視線の中、大股でマクドナルドを出た。

外に出ると、ち...