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603話

張嫂が料理を全部テーブルに並べ終わった後、蒋晴は張嫂を呼び寄せた。「張おばさん、この前実家に帰りたいって言ってたでしょう？この二、三日で一週間の休暇を取って、今日の食事が終わったら、もう帰っていいわよ」

張嫂がいなくなれば、昼間は葉長風が仕事に行くし、家には自分と林浩の二人だけになる。二人の間で何かが起これば、それはもう幸せすぎる——そう考えると、蒋晴の顔には思わず笑みが浮かんだ。

傍らで再び蒋晴の笑顔を見た張嫂は、すぐに察したものの、これは奥様と若旦那の間のことなので、余計な口出しはしなかった。

食卓では、蒋晴が熱心に林浩におかずを取り分けていた。「林くん、これをたくさん食べなさい。こ...