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585話

最後に林曦然の肩ひもを元の位置に戻したとき、林浩はようやく安堵の息をついた。この作業は精密機器を作るよりも疲れるような気がして、額には細かい汗が浮かんでいた。

これらをやり終えると、林浩は急いで自分のズボンと服を手に取り、外で素早く身支度を整えた。

林浩が知らなかったのは、彼が小屋から出て行くやいなや、林曦然が目を開けたことだった。彼女の顔には赤みが差し、みずみずしい肌は見る者が思わず一口噛みつきたくなるほどだった。

林曦然は少し恥ずかしそうに自分の服を整えながら、心の中で少し腹を立てていた。男というのはみんな女の服を脱がすことしか知らないで、自分のズボンさえまともに履けていないなんて。...