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53話

「うん、んん……」林浩は蘇玉竹が特に感じているのを感じ取った。彼女は両手で彼の首に腕を回し、小さな舌が林浩の口の中で絡み合い、熱心に唾液を求め、くちゅくちゅという淫靡な音を立てていた。

実際、林浩にも分かっていた。外見は冷艶な蘇玉竹だが性欲は旺盛で、朝一度、仕事から帰ってきてまた一度、そして今また感じている。時々「年だから体力がない」と言うことがあっても、林浩が求めれば決して拒まないのだ。考えてみれば当然だろう。これほど長い間体が空いていて、しかも今がちょうど女盛りの年頃なのだから。ただ彼女の性格上、自分から林浩を求めることはないのだ。

林浩は手を空けると、蘇玉竹の服の裾から手を滑り込ませ...