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525話

林曦然はその場に立ち尽くし、力が入らない感覚に襲われていた。明らかに自分が損をしているのに、どうしてこの林浩の方が自分より委屈そうなのだろう?

死ね林浩、うざい林浩。

林浩が下に機器を設置すると言っていたことを思い出し、林曦然は箱の中から透かし彫りのような下着を選び、下には白い超ミニのショートパンツ、上には黄色のTシャツを着て、そのままとんとんと階下へ向かった。

林浩が言っていた調子の悪い機器というのは、養魚池の水源に設置された水質検査装置だった。

この装置の主な用途は水中の有毒物質を検出し、最短時間で警報を発して早期対応を可能にし、被害を最小限に抑えることだった。

林浩は上の階から降り...