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452話

電話は林浩からだと分かった瞬間、劉暁雪の心は震えた。灰白色のミニスカートの下で、両太ももが思わず強く閉じられる。自分はどうしたんだろう、前回あの小僧に少し触られただけなのに、あの感覚に夢中になってしまうなんて。

「僕みたいなイケメンなのに、劉姉さんは僕のこと思い出してくれないなんて、傷ついちゃうな!」電話の向こうから林浩の声が響き、劉暁雪はその図々しい顔つきが目に浮かぶようだった。

電話から聞こえる汽笛の音に、劉暁雪はハッとした。「林浩、県の町に来たの?」劉暁雪は林浩に頼み事をするつもりだったが、この小僧、随分と積極的だ。

「そうですよ、劉姉さんの命令なら、僕は従わないわけにはいきません...