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434話

「うぅ...」芳姉は声を上げようとしたが、声が出なかった。

最初は少し抵抗していた芳姉だったが、次第に林浩の巧みなテクニックに屈服したのか、あるいは別の理由からなのか、胸の前に置いていた両手をゆっくりと動かし、林浩の首に回して抱きしめた。そのまま二人はソファに倒れ込んだ。

二人は転がるようにしながらしばらく熱烈にキスを交わし、素早く服を脱ぎ捨てると、再び肌と肌を重ね合わせた。

「林兄さん、ちょうだい」今度は林浩ではなく、彼の下で身をくねらせる芳姉の方が切なげだった。

「入れて...」

芳姉の顔は真っ赤に染まり、大きく脚を開いて林浩の体を引き寄せるように下に押し付けた。林浩はすぐに温か...