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39話

「私に礼を言うことなんてないよ。ただ、悦悦と幸せに暮らしていてくれれば、私は安心だから」蘇玉竹も彼の気持ちが分かったようで、微笑みながら林浩の手の甲を軽く叩いた。

林浩は蘇玉竹と目が合うと、前に進み出て彼女の首に腕を回し、艶やかな唇に口づけた。

「んっ...」蘇玉竹は小さく声を漏らし、両手で本能的に彼を押しのけようとしたが、林浩の胸に手を置いたところで動きを止めた。頻繁に会っていても、前回の逢瀬からはもう何日も経っていて、彼女もあの感覚が恋しかった。両手は林浩の胸から彼を抱きしめる形に変わった。

林浩は蘇玉竹がこれほど情熱的に応えてくれるのを見て、手も大胆になり、彼が最も愛する美しい脚に...