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361話

「ぼ、僕、パンツ穿いてないんだ」林浩は少し言葉を詰まらせた。

「え?ちょっと待って、あなたのパンツはどこ行ったの?」秦雪は突然あることに気づいた。林浩が先ほど川に来た時、確かに下着を身につけていたはず。なのに今はどこにもない。

「さっきの女の子に履かせてあげたんだ!」林浩はやや躊躇いがちに答えた。

「え、何ですって?」秦雪も一瞬固まった。「林浩、さっきの女性もあなたの昔の知り合いとか?」

「何言ってるんだよ。初めて会ったばかりだよ。彼女が濡れた服のまま歩きたくないって言うから、僕のを貸してあげただけだ」

「本当に恥知らずね」秦雪はそれ以上追及せず、数歩前に出て林浩に服を手渡しながら、彼の大事な...