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33話

林浩は見ているだけでもどきどきしていたが、昼間で蘇玉竹の家にいるということもあり、あまり無礼なことはできなかった。見るだけで触れないというのは辛いものだ。彼は蘇玉竹に言った。「練習続けてください。僕は二階で横になってきます」

蘇玉竹は「うん」と返事をすると、林浩は立ち上がって二階へ向かった。

ベッドに横たわってスマホをいじっていると、頭の中には蘇玉竹の美しいスタイルが浮かんでは消えた。突然、階段を上がってくる足音が聞こえ、ドアを開けると蘇玉竹が自分の寝室のドアの前に立っていた。林浩が出てきたのを見て彼女は尋ねた。「寝てなかったの?」

「うん、寝てないよ。ただちょっと休んでただけ。叔母さん...