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273話

林浩は身を屈め、まだ数回腰を動かしただけで、張瑶はすでに息を荒げ、林浩をきつく抱きしめていた。彼女はまさに絶頂に達しようとしているようだった。

林浩がまさに最後の一押しをしようとした瞬間、外から少女の小さな声が聞こえてきた。

「林浩お兄ちゃん、もう寝た?どうして部屋から女の人の声が聞こえるの?」

またしても張扬だ。昨夜はあやうく自分を誘惑して過ちを犯すところだったのに、今度は何しに来たんだ?

「ん、うん、今寝たところだよ。俺の部屋に女なんていないよ。絶対に聞き間違いだ。こんな遅くに、寝ないで俺の部屋に何しに来たんだ?」

張瑶も外にいるのが自分の妹だと気づいた。もし妹が突然入ってきたらど...