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255話

すぐさま、林浩は寝室から水の「ザバザバ」という音が聞こえてきた。

「誰?入ってこないで!お風呂に入ってるの!」続いて部屋の中から水が「ザバザバ」と乱れ、そして「ガサゴソ」と服を着る音がした。

こんな遅くに、張伯はいないのか?

林浩は楊婷のあの細い腰を思い浮かべ、今すぐにでも飛び込みたい衝動に駆られたが、最終的にはぐっと堪えた。

「小林です。わざわざ張伯に会いに来たんです」林浩は贈り物の箱をテーブルに置き、居間で椅子を見つけると、勝手に腰を下ろした。

中で林浩の声を聞いた楊婷は、緊張が少し和らぎ、黒いキャミソールワンピースを着て出てきた。

「小林、こんな遅くにどうして叔母さんの家に来...