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763話

電話の向こうから、蘇老太爺が淡々と返した。「礼には及ばん。当然のことじゃ」

「本来なら我々老人たちは、若い者たちの問題に口を出さないと決めておったのじゃが、お前さんがあまりにも重荷を背負っておるのを見て、心配になってな。だから厚かましくも手を貸したわけじゃ」

「じゃが、あの者をずっと拘束しておくことはできん。結局、楊が生きていた時の恩義がまだ残っておる。一撃で彼を潰すわけにはいかんのじゃ」

蘇北辰は笑って言った。「わかっています、太爺。今は彼に対処する時間がないので、とりあえず数日間拘束して、大人しくさせてもらえれば十分です」

「よかろう、これからはお前次第じゃな。しばらくの間なら彼を...