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75話

一晩中の嵐のような情事で、蘇北辰はついに「三十歳は狼のように、四十歳は虎のように」という言葉の意味を身をもって理解した。連続で五、六回も続けたのだ。

幸い彼の体質は一般人よりも数倍強いため、さもなければ干からびるまで絞り取られていたことだろう。

翌朝目を覚ますと、江雁秋は上半身裸で寝台に寄りかかり、玉のような指先でタバコを挟み、うっとりと一服吸っていた。

蘇北辰は体を横にして、彼女の優美な体つきと、その二つの豊満な柔らかさを眺めながら、思わず感慨にふけった。

江雁秋に初めて会った時、蘇北辰はこの女性に強い魅力を感じていた。だが彼女は江美グループの社長であり、自分は農村出身の貧しい若者に...