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652話

「出産が終わりました。毛さん、母子ともに無事ですよ」と蘇北辰は微笑みながら言った。

彼は二人の赤ちゃんを抱きながら状態を確認し、とても健康だと感じた。

「北辰、ありがとう。君は命の恩人だ。これからは何でも言ってくれ。刀山火海でも眉一つ動かさずに行くぞ」毛成文は蘇北辰の手をしっかりと握りしめ、感激した様子で言った。

「毛おじさん、そんな大げさな。以前、燕北にいた時はお世話になりましたし、それに私は医者ですから。今後何かあればいつでも電話してください。私の地位を気にして遠慮なんてしないでください。私はあの頃と同じ蘇北辰ですから」と蘇北辰は笑顔で答えた。

「ああ、分かったよ」毛成文はうなずいた...