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420話

蘇北辰が醸造する酒は、非常に古い配合で、伝統的な製法とは大きく異なっていた。

十数種類の薬材が加えられており、本当の意味で健康に良い酒であった。アルコール度数も極めて低く、高齢者の飲用に最適で、しかも厄介な病も治せるものだった。

大量の金木犀を摘み取った後、蘇北辰は薬店に戻り、いくつかの薬材を購入して、配合通りに醸造し、壺に封をした。

本来ならこの種の酒は少なくとも七七四十九日の発酵期間が必要だが、蘇北辰は真気を使って各種材料の発酵を促進させたため、たった一週間で完成させることができた。

蘇北辰はこの酒を古方に従って醸造していたが、さらに一、二味の薬材を加えることで、より優れた治療...