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408話

パトカーの中で、交通警官は警報の内容を真剣に聞いていた。

「各位同僚にお知らせします。北環大道に白いマセラティ、ナンバープレート京xxxx番の車両があります。発見した同僚は護衛し、京城療養院への道路を確保してください！」

「まあ、大物だね」

これで、パトカーはもはや蘇北辰の車を追いかけることをやめた。前方の曲がり角から二台のパトカーが現れ、道を開けながら先導し始めた。

沿道の交通警官たちは道を塞いでいる車両を排除し、蘇北辰の車は青信号だけで京城療養院へと向かった。

五十分後、蘇北辰は無事に京城療養院に到着した。二時間かかるはずの道のりをわずか五十分に短縮したその暴走ぶりは想像に難くな...