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390話

「はぁ…やっと正気に戻ったか」

しばらくして、その男はようやく我に返った。

男は横柄な顔つきで蘇北辰を指差し、大声で言った。

「くだらない認可書だ!お前が先ほど見せた認可書は偽物だ。お前らの認可書は薬品監督局に回収されたはずだ。それなのにまだ生産を続けるとは?死にたいのか、ふん」

蘇北辰は淡々と微笑み、尋ねた。

「教えてくれ、誰が君たちをここによこしたんだ?」

男は冷たく返した。

「通報を受けて来たんだ。お前がそんなに横柄な態度なら、本当に問題があるようだな。今ここで宣言する。お前らの工場を無期限閉鎖する。我々が納得するまでな」

「上の人間と話をさせろ」と蘇北辰は言った。

「お前ごと...