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11話

蘇北辰の冷淡な態度を見て、張院長は何を言っても無駄だと悟り、遠回しな言い方をせずに本題に入ることにした。

「北辰、以前、唐少の鍼は君が施したんだよね。もう一度、彼に鍼をしてくれないか？」と張院長は目を光らせながら言った。

「唐銘の手術は成功したんじゃないのか？なぜもう一度鍼をする必要がある？まさか、どこかの馬鹿が彼の銀鍼を抜いたとでも？」

蘇北辰は鍼を施した後、劉医師に特に指示していた。手術後、二時間待ってから鍼を抜くようにと。しかし張院長は蘇北辰の鍼を全く重視せず、勝手に銀鍼を抜いてしまった。今、蘇北辰に馬鹿と罵られたのは当然の報いだった。

「あの...北辰、これは全部劉医師が自信過...