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87話

苏小熙は今日、本当に嬉しかった。正確に言えば、少し恐縮するほどだった。本来なら二人に痴漢されるところだったのに、思いがけず張航が現れて彼女を救ってくれただけでなく、入札会に参加できる枠まで与えてくれた。誰でも知っているように、あのような場の入場券は、まさに入手困難なものだ。それなのに、彼女はそれを手に入れたのだ。

それだけではない。首席は彼女と一緒に生地をこね、カエルの肉餡を作り、明日一緒に外に出て肉まんを売りに行くと言ってくれた。

首席の行動をすべて理解できるわけではなかったが、彼女は新たに知り合ったこの「航お兄さん」を応援していた。彼女が張航と同じように、二人の関係を兄妹のように見てい...