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6話

「癞蛤蟆なんてそう難しく見つかるものじゃない。特に張航が今住んでいる場所はそれほど繁華ではなく、彼の住まいから百メートルも離れていないところに汚い池がある。大きくはないが、中はごちゃごちゃしていて色々なものがいる。

懐中電灯を手に、火箸と蛇皮袋を持って、張航は家を出た。

今夜捕まえるものにはある程度の危険性があるため、張航は暑さも気にせず、スニーカーにジーンズ、長袖シャツを着て、さらにゴム手袋まで装着し、水泳用ゴーグルさえも身につけていた。

真夏の夜、蛙の鳴き声が辺りに響いているが、それらは今夜の張航の目標ではない。彼が探しているのは、見た目がかなり気持ち悪く、陸地をうろつき回るやつだ。...