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77話

「病気ではないんですか?では、いったいどういうことなんでしょうか?原因は?」羅志峰は困惑した様子で尋ねた。

「羅おじさん、まず一つお聞きしたいのですが、書斎にある唐宮仕女図は、どこから入手されたものですか?」方鋭が口を開いた。

「ん?」羅志峰は一瞬きょとんとした後、「あれのことか、年明け前に小佑からもらったものだが、どうしたんだ?何か問題でもあるのか?」

「そうです。おじさんの症状の原因は、すべてあの唐宮仕女図にあります」方鋭は断言した。

「これは...まさか、ただの絵じゃないか」

羅志峰の表情が曇った。彼は玄学を信じ、玄術の存在を認めてはいたが、これほど複雑な症状の原因をたった一枚...