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527話

「手を出したって何が悪いんだ。言っておくが、李少が気に入れば、どれだけの女が列をなして李少の上に横になりたがるか。お前が気に入られたのはお前の幸運だ。それにお前、体つきはいいけど年取りすぎだ。李少は若い子が好きなんだよ。あっち行け」

あの卑猥な太った男が怒鳴った。

フロアマネージャーの美しい顔が真っ赤になった。自分がどこが年取っているというのか、まだ二十八歳で、女性として最も魅力的な年齢なのに。だが反論もできず、ただ心の中の怒りを押し殺して笑顔を作るしかなかった。

「さあ美女、顔を立ててくれよ。この一杯飲めば何もなかったことにしてやる」李少が悪意ある笑みを浮かべながらグ...