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185話

範夢はすっかり呆然としていたが、蘇琛は眉をしかめ、何かを考えているようだった。そして振り向いて言った。「忘れてたな、そうだったかも」

「もう蘇おじいさんには休暇の許可をもらってきたよ。行こう、蘇琛、今日は君の誕生日を祝うんだ」李延慶は頷き、再びあの優しい笑顔を見せた。「やっぱりね、君は自分の誕生日なんて覚えてないだろうと思って、わざわざ教えに来たんだよ、まったく君は」

「仕事があるんだけど」蘇琛は眉を寄せた。

範夢は我に返り、蘇琛を見る目はまるで馬鹿でも見るようだった。この女、狂ってるか頭がおかしいんじゃないか。魅力と実力を兼ね備えた完璧な男性、まさに本物の白馬の王子様...