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6話

「上官歆」

「うん？」

宋珏は棒を引っ張り、一匹の魚を釣り上げた。彼は素早く枝を魚の体に刺し、魚は数回身をよじらせた後、動かなくなった。

上官歆はその光景を見ても心が動じなかった。

宋珏が言った。「これを見て怖くないか？」

上官歆は笑いながら首を振った。「怖くなんかないわ」

なぜ怖がる必要があるだろう？ただの魚を殺すだけだ。彼女は人さえ殺したことがある。だが実際のところ、あの連中は人間とは呼べないような存在だった。

宋珏はまた残りの半分のミミズを川に投げ入れた。「俺が戦場で殺したのは魚じゃなく、人間だ。毎日殺さなければならない。殺さない日はない。お前が俺に近づくのに、怖くないのか...