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185話

「何を言っている？」

近づいてきた相手を見て、宋珏はようやく先頭の男を見つめた。

官服は味方のものだが、その紋様が少し改変されている。

彼らの北国では、官服を勝手に改変すれば三族が滅ぼされる罪だ。

この者たちがそこまで大胆なはずがない。

そう考えていると、男がまた言った。「お前が我らが北国の客人を殺したというのに、お前らを殺して謝罪もしないつもりか？この城全体の命をお前一人のために差し出せというのか？」

宋珏は手の刀に触れながら言った。「つまり、お前は国を裏切ったということだな？」

知県は傲慢に笑った。「これこそ時勢を見極める者が英雄というものだ。若造にはわしの考えなど理解できま...