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418話

巨険は眉を少し顰め、苦笑いして言った。「それは本当に分からないな。あの坊主たちの奥義といえば、獅子吼とか、南無阿弥陀仏とか何とかだろう?俺には分からない。奴らなど相手にしたくもない!」巨険は仏界の者に好感を持っていなかった。師匠の冥河も同様だった。

結局、彼らは肉体修行者だ。同業者は敵だからな。お互いに見下し合っている。

「でも、あいつらは後天的に修行して天尊になったらしい。修行者たちに進歩への自信を与えたというわけだ」巨険はようやく一言、褒め言葉を口にした。

それでもまだ素直さに欠けていた。

「はは……そうだね。もし天尊の位を得た大物たちが皆、先天的な条件が良すぎたからというなら、後...