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406話

「呉、呉山、お、お前はここで見張っていてくれ、私、私は兄貴に報告しに戻る……」聖人尊者は言葉を震わせ、もはやあの傲慢な態度は影も形もなく、慌てふためいて逃げ出した。真っ直ぐに明黄山へと向かっていった。

「わ、わかった……」呉山も震えていた。彼は龍山が陣法の中に閉じ込められ、まるで白痴のようになっているのを目の当たりにしたのだ。自分も龍山と同じ境地なのだから、入ったら同じ目に遭うに違いない。

もし飛来峰のあの若造が殺しに出てきたら、自分は死ぬしかないだろう。背中に冷や汗が吹き出した。

「白甲、お前は陣法を操って奴らを生門へ追い込め。俺は中に入って殺す！」賀新華は冷笑しながら言った。このまま...