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378話

「赤手よ、お前たちが兄弟のように親しいことは知っている。安心しなさい、赤血の仇は師匠が必ず晴らしてあげるから」霊木上人は優しく赤手を見つめて言った。

赤手は感動して、声を詰まらせながら言った。「ありがとうございます、師匠。でも師匠、あの者は魔王の継承者なのですよ」

「ふん！あいつが言ったからといって本当だと思うのか。私だって冥河魔神の弟子だと言えるわ！それに、魔王は数千年前の人物で、皆の目の前で自害したのを見ているはずだ。誰も彼に継承者や弟子がいるなどと聞いたことがない。この男はただの嘘つきだろう。いずれ痛い目に遭わせてやる！」霊木上人は冷ややかに笑った。

「はい！」赤手は興奮して激しく...