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265話

錬丹は重要な局面に入っていた。この一粒の丹薬は賀新華にとって、あの五獣丹をはるかに上回る重要性を持っていた。もしこの丹が完成し、五獣丹と合わせて使えば、現在の法力が液化して金になる境地を突破し、金丹を凝結させ、無数の修練者が夢見る金丹境界に一気に到達できる。そうすれば天下を縦横無尽に駆け、一方の覇者となれるだろう！

金丹からは五獣丹の時よりもさらに強烈な丹気が波のように放たれていた。賀新華本人は鼻から肺腑にそれを吸い込んでいたが、精神のすべてを錬丹に注いでいたため、気づいていなかった。知らず知らずのうちに丹気に滋養されていたのだ。

一方、傍らで観察と警戒を兼ねていた柳絮と武藤蘭は驚きと喜び...