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15話

「何か問題でも?」賀新華はわざとこう言い放ち、自分の実力を二人に見せつけ、変な考えを起こさないよう牽制した。

「素晴らしい。さすがは陰陽派の継承者だ。継承したばかりなのに、こんな実力を持っているとは」楊振虎は突然興奮した様子で賀新華を見つめ、その目は熱を帯びていた。その表情は彼の年齢にまったく似つかわしくなく、思わず心配になるほどだった。あまりの興奮で脳溢血を起こしてしまわないだろうかと。

「どうして僕が継承したばかりだと分かったんですか?」今度は賀新華が驚く番だった。

「まず、お前の身に宿る陰陽二気はまだ弱い。次に気息を隠す術をまだ知らないから、今でもお前の身から発する陰陽二気の波動を...