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117話

「仁和堂？知ってるわよ、女性の美容に特化したあの仁和堂でしょ？」姚紅は途端に興奮した様子で尋ねた。

「ああ」賀新華は頷いた。楊蘇寧というこの美人博士はなかなかやるな。彼女の美容薬はそれなりのものだ。だが、自分の美容薬が出回ったら、楊蘇寧はきっと刃物を持って命懸けで自分に挑んでくるだろう！彼女はすべての抵抗力を失い、まったく別次元の戦いになる。

とはいえ、美容薬に適切な出所を与えるには、仁和堂の名義で出すのが良さそうだ。そうすれば面倒が省けるし、消費者も受け入れやすい。さらに仁和堂に株式の一部を持たせれば、楊蘇寧も刃物で自分を切りつけようとはしないだろう。

彼がそんなことを考えていると、目の前...