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7話

「退学?」

これで本当に退学処分になりそうだ。

心の中ではこのFラン大学を見下していたけど、それでも大学は大学だ。村の両親のことを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

でも、どうしようもないじゃないか?

今の俺はまさに心が折れかけている。

通りを十数分歩いていると、後ろからクズ毛が俺を呼んでいた。

振り向かなかったが、彼は息を切らして走ってきた。「楊兄、待ってくれよ、出血がひどいぞ、急いで診療所に行こう」

「お前にも良心があったんだな」と言いながら、頭を触ると血はもう固まっていた。大したことはないだろう。でも確かに少し痛い。クズ毛は俺を一瞥して、おずおずと言った。「楊兄、マジで強えぇよ、...