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50話

「正直に言えば、女子の同級生と一緒にクラブで遊んで、さらにお姉さんを呼ぶなんて、本当に気まずいことだよ。君も気まずいし、お姉さんも気まずいし、全然楽しめないんだ。だから渣毛が選んだこの子は、実際は渣毛の酒の盾になるためだけに来たようなものさ。渣毛がサイコロで負けると、渣毛が歌って、彼女が酒を飲む役だった。

渣毛のあの鬼哭狼嚎の歌声で、相手が気絶しなかっただけマシだよ。しかも歌い終わった後、得意げに戻ってきて『どうだった?』なんて女の子に聞くから、女の子は『いいわよいいわよ、お兄さんは豪放派ね』って答えてた。

蕭冉と趙雪は、思わず口の中の酒を噴き出しそうになった。

三十分ほど経ったかな、あ...