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42話

「入浴後の美人は最も美しい」という言葉は、まさにその通りだった。

担任の曾楠の美貌は、常にトップクラスだったが、今回のすっぴん姿は、化粧をしているときよりもずっと美しく感じた。彼女はまだ年齢が若く、卒業したばかりで、三十歳にも満たない。肌はまだあの瑞々しさを保っていて、化粧品を一層塗ると、かえって本末転倒のように感じるほどだ。

彼女の性格からして、パジャマが控えめなものであるはずがなく、あの白い長い脚がまたしても私の視界に飛び込んできた。私はすぐに顔をそらし、まっすぐ前を見て、ソファにきちんと座った。

担任は私を横目で一瞥し、気にする様子もなく隣に座って言った。「今回もあなたのおかげよ、...