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39話

「携帯を確認したら、六時からって書いてあるけど、今はまだ五時五十分じゃないか」

最近は随分と大人しくしていたものの、プライドだけはまだある。こんなに同年代の人たちの前で怒鳴られて、誰が我慢できるというのだろう?

そのリーダーは、まさか俺もこれほど強気に出るとは思わなかったようで、顔を怒りに歪めながら言った。

「六時出勤というのは六時に集合するということだ。つまり、制服をきちんと着て、ここに立っていなければならないんだ!お前、その格好は何だ!」

あちゃー、その言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になった。

横にいる小鄧を見ると、彼も気まずそうな顔をして、リーダーに向かって言った。

「王さん、僕が...