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246話

「二十万!」

この価格が叫ばれた瞬間、会場は静まり返った。

くそっ、この世界は狂ってるんじゃないか?こんなただの鉄くずに二十万?これが小規模なオークションで出るべき価格なのか?最も重要なのは、この品物が明らかにそんな価値を持っていないということだ。

ふん、面白くなってきた。

この時点で誰の目にも明らかだろう。この一件は既に私とビー兄貴の間の、私の振揚と彼の尖兵との間の対決に変わっていた。

そして価値のないこの鉄くずは、今や強引に警備会社の最高栄誉の勲章として祭り上げられている!本当に馬鹿げた話だ。

狂気の沙汰だ。

単なる誕生日パーティーがこんな展開になるとは思わなかった。凌風は本...