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920話

これで張致の逞しさが微かに昂ぶる。

だが何佳佳は彼の好き勝手を許すはずもなく、彼はわざと小さな動きで何佳佳の太ももを挟み込み、自分の逞しさをそこに擦りつけるしかなかった……

「張致、ちゃんと寝られないの?」

張致の小さな動きは何佳佳に気づかれてしまった。実際、何佳佳にも分かっていた。張致と一緒に寝れば、彼が自分に対して何かしようとするのは避けられないことだと。

でも、こんなに大げさな反応をする必要がある?彼の股間に手を伸ばしただけなのに、もう勃ってしまうなんて……

このまま張致がずっと勃ったままだったら、何佳佳は絶対に一晩中眠れないだろう。でも張致が収まらないのなら、彼女に何ができるというの?...