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914話

「うっ!」沈社長は大きな息を吐き、豊満な身体をピクピクと震わせた。今回の張致は彼女の全身に比類なき快感を与えてくれたのだ。

こんなにいい若い男を、自分の愛人にできないなんて、本当に惜しいことだ。

だが彼女が何か言おうとする前に、洗面所にいる蘇佳敏が突然二回咳をした。張致は自分の任務が完了したことを悟った。

これからの商談がまとまるかどうかは蘇佳敏次第だ。

沈社長も空気を読む人で、満足すると自分のスカートを下ろした。四、五分待ってから、蘇佳敏は沈社長が一段落ついたと感じ、洗面所から出てきた。

そして何も知らないふりをして言った。「張致、さっき沈社長と何を話してたの?」

「いや、沈社長...