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857話

「しかし、物事は張致が思ったほど単純ではなかった。

中にいた女の子は、なぜ突然身体が疼いて痒くなったのか自分でもわからず、自分の手では何とも解消できないようだった。

やむを得ず彼女は立ち上がった。どうしようもなければ、会社の誰かに頼るしかないと思った。

しかし助けを求めようと出ようとした瞬間、ドアを開けると同時に張致と鉢合わせになり、彼の顔が彼女の胸元に直撃した。

「あっ!」女の子は驚いて声を上げた。

張致の頭はまさに彼女の双丘の間に収まっていた。その柔らかさといったら、まるで張致が彼女の体に溶け込んでしまいそうなほどだった……

張致は先ほどドアの外で彼女の甘い吐息を聞いて、すでに下半身が硬く...