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850話

何佳佳とぶつかった瞬間、彼女の柔らかくも張りのある丸みへと硬く滑り込んでしまった……

言葉にできないようなくすぐったさが、一瞬のうちに何佳佳の心と体を駆け巡った。ほんの数秒の間に、張致のあれを自分の中に入れてほしいとさえ思ってしまった。

でも普段は張致のことを「キモオタ」だの「負け犬」だのと呼んでいたのに。

今さらプライドを捨てて、彼とそんなことをするなんて?しかも二人は表cousinsなのに。

もし張致が我慢できずに、このことを自慢話のネタにして吹聴したら、自分はこれからどう人と顔を合わせればいいの?確かに張致に押し当てられるのは気持ち良かった。

だが我に返った何佳佳は、思いきり張致を押しの...