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649話

「曾さん、こんな大勢の前でそれはマズいんじゃないですか?」

「何がマズいのよ?」曾雪娇は意に介さない様子で、「あなたの太ももに少し座っただけじゃない?普通のことでしょ?」と言った。

だが彼女は話しながら、明らかに自分の丸みを帯びた部分で閻辰の逞しさに擦り寄せていた。

閻辰の下半身の硬さを感じ取ると、彼女はすぐに言葉では表現できないような表情を浮かべた。まるで非常に満足しているかのような様子だった。

一方の閻辰は、彼女の行動に心臓がドキドキと高鳴っていた。

幸い曾雪娇にはけじめがあったが、先ほどの行動は明らかに閻辰を試していたのだ。

閻辰の「道具」があれだけ立派だと分かると、彼女は見...