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632話

その時、呉翠萍が部屋の中から大声で怒鳴りつけた。

「李四、調子に乗ってんじゃないの?あたしは今、大哥とビデオ通話でお相手してんだよ!大哥の機嫌を取れなかったら、誰がプレゼント送ってあんたを養ってくれるのよ?」

「え?」李四はさっきまで怒り心頭だったのに。

この言葉を聞いた途端、萎えてしまった。そうだ、呉翠萍の言う通りじゃないか!もし大哥が高額のプレゼントを送ってくれたら、呉翠萍はそれなりのサービスをしないといけないんだ。

実際に関係を持つことはないにしても、ビデオ通話で大哥を喜ばせるためにちょっとしたことをするのは当然だろう?

自分を慰める時に声が出ないわけがない。それに、これは大哥の機嫌を取...